2016年1月16日(土)〜3月13日(日)場所/資料館 特別展示室陶彫の技術が常滑にもたらされたのは、明治16(1883)年の常滑美術研究所が最初です。 この研究所は鯉江方寿(こいえほうじゅ)が私財を投げ打って、東京から内藤陽三(ないとうようぞう)と寺内信一(てらうちしんいち)を教師に招き設立したもので、常滑で最新の西洋美術教育が受けられるようになりました。 内藤らの指導を受けた平野霞裳(ひらのかしょう)や富本梅月(とみもとばいげつ)はその技術をさらに高め、天神山に建つ鯉江方寿翁の陶像や天沢院の観音像など傑作を次々と生み出しました。 平野はその後、常滑陶器学校の教師となり、その技術をさらに次世代へと受け継ぎ、常滑の陶彫文化が花開きました。 |
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