建築に土を用いる、アメリカ先住民・プエプロとメキシコをそれぞれルーツに持つアセーナとビル・スティーン夫妻。メキシコ国境に近い北米アリゾナ州で、30年以上前から土やストローベイル(藁ブロック)など自然素材を用いた家造りを広めるワークショップを開催し、技術の交流や習得に、世界各地から人々が集っています。環境負担の少ない素材や技法について自らも積極的に学び、ノウハウを採り入れてきた彼らが特に興味を持ち影響を受けたのが、洗練された表情を作りだす日本の左官技術です。
自然素材をベースにしながら、新しい発想や想像力を用いて腕を振るう飛騨高山(岐阜県)の左官職人・挟土秀平は、2004年から3度スティーン夫妻を訪問し、実践を通して日本の伝統技術やものづくりの精神を伝え、関係を深めていきました。
本展では、異なる土の建築文化をルーツに持つアセーナ、ビル、挟土が、プエプロ、メキシコ、日本をテーマにした土の造形作品を公開制作します。
表情豊かな土の作品から、風土が育んだ思想や精神性を感じてみてください。
基本情報
名称 |
Rooted in Clay -人も家も土から生まれた- (るーてぃど いん くれい -ひともいえもつちからうまれた-) |
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場所 | INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室 |
所在地 | 愛知県常滑市奥栄町1-130 |
料金 | 一般:700円/高・大学生:500円/小・中学生:250円 |
開催期間 | 2023年4月29日(土)~2023年9月19日(火) |
定休日 | 水曜日 |
お問い合わせ | TEL:0569-34-8282 |
関連サイト |
INAXライブミュージアム |