日本が誇る食文化の1つ「日本酒」。
醸造文化のある知多半島は、かねてより日本酒造りが盛んに行われ、日本酒の繁栄を支えてきました。常滑市も例外ではなく、現在まで愛される銘酒を輩出しています。今回は、老舗酒造の2か所をピックアップ!蔵の中の様子や、ショップ情報もお届けします。手間ひまを惜しまず造られる職人のまち・常滑の日本酒を、ぜひご賞味ください。
目次
~古式製法を続ける数少ない酒造~
澤田酒造
澤田酒造は、幕末の1848年(嘉永元年)に創業。明治時代には現在酒母造りの主流である「速醸」の礎となる乳酸添加による酒母造りの開発に成功するなど、酒造りの品質向上に大きく貢献しました。以来、古より職人が集うこのまちで、進化と伝承を旨に日常生活に寄り添う酒造りを追求しています。
清酒「白老」
昭和26年(1951年)清酒白老が第1回愛知県酒造品評会で第1位に。「白老」という名前の由来は、初代の澤田儀平冶が「よりよい原料を丁寧に扱い、米を白くなるまで磨く」という「美しさ」の意味を込めた「白」と、「延命長寿と老成した技」という意味を込めた「老」を重ねたところから命名されたと伝えられています。
澤田酒造の酒蔵見学
澤田酒造では、現在でも木製の樽を使用して酒造りを行うなど、昔ながらの製法を継承。機械を極力使わず、職人の手で丁寧に作られています。
事前のお申し込みで蔵見学も行っているので、ぜひ昔ながらの日本の技術を目の前で感じてください!
基本情報
【住所】常滑市古場町4-10
◎車でのアクセス
県道252号(常滑街道)を南へくだり、熊野町1丁目交差点を通過して1分ほど走り右手にあります。駐車場は2台分ほどあります。
◎バスでのアクセス
常滑市コミュニティバス「グルーン」古場バス停降りてすぐ
【直売所営業時間】
10:00~16:30(日・祝・年末年始休み)
※予告なく変更させていただく場合があります。詳しくはお問い合わせください。
~日本の食卓を支える~
盛田酒造
蔵元の「盛田」は寛文5年(1665)創業。日本酒の醸造から始まり、みそ、たまりしょうゆ、みりん、料理酒と日本の食卓に欠かせない和の発酵調味料が造り出す味を守り続けています。350年貫く伝統の技に、フレキシブルな感覚を重ねる盛田は、江戸から令和、そして未来の食卓をも彩ります。
芳醇旨口「ねのひ」
ねのひの酒の特長は「芳醇旨口(ほうじゅんうまくち)」。最高の酒造好適米「山田錦」を丁寧に、精米歩合35%以下まで磨き上げます。濃厚で旨味の強い味わいは、濃い目の味付けの料理とも相性が良く、食中酒としてその真価を発揮します。
大吟醸酒「金紋ねのひ」は、全国新酒鑑評会で受賞実績多数。仕込み水は木曽御嶽山の湧水と、水にこだわり、米にこだわり、卓越した技術を持つ蔵人によって醸されています。
盛田味の館
180年前の古いみそ蔵を改装し造られた館内。杉樽がずらりと並んだ空間にあるお食事処では、名物みそ煮込みうどんをはじめとする豆みその旨みを活かした料理も提供しており、地元の方の憩いの場になっています。
また、味の館内には第15代当主盛田昭夫氏の常設展があります。盛田昭夫氏は、ソニー創業者の一人です。展示される写真は、盛田昭夫氏の人間性にスポットを当てたセレクションとなっており、マイケル・ジャクソンとの友情関係がわかる資料など、日本を愛し世界を飛び回る彼の情熱の気風を感じることができます。
基本情報
【住所】常滑市小鈴谷字脇浜10
【営業時間】10:00〜16:00
【定休日】火・水曜日・お盆・年末年始
\市内ショップ紹介/
米と酒の井上屋
お酒とお米を一挙に取り扱う「米と酒の井上屋」。県内で作られている日本酒を数多く取り扱っており、奥の冷蔵棚には厳選された日本酒がずらりと並んでいます。
また、精米もお願いすることができるので、新鮮なお米を気軽に買うこともできますよ♪
基本情報
【住所】常滑市錦町3丁目45
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】木曜日
◎アクセス
名鉄常滑駅より徒歩13分、多屋駅より9分
\蔵開きイベントにも来てね!/
2023年2月25日(土) ~ 2月26日(日)
◆ふるまいあり〼!
・槽口しぼりたての生原酒
・蔵元特製甘酒
◆限定300本!槽口しぼりたての生原酒販売会
両日10:00~と13:00~
◆1杯100円~の有料試飲酒蔵開放限定酒等のチケット制テイスティング
チケット1,000円
>> イベント詳細はこちらから
奥深い日本酒の世界をぜひ楽しんでください♪