ようこそ!常滑へ。
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)や中部国際空港に訪れた皆さん、ちょっと足を延ばして常滑の町を歩いてみませんか。
焼き物すなわち器をつくる町である常滑はそこに盛る、注ぐ、グルメも豊富にそろっています。
常滑おとなのグルメでは、1人でも、少人数でも、気軽に飲んで食べて楽しめるそんな常滑の飲食店の数々を紹介しています。
常滑出身のグルメライターである大竹敏之自らがセレクトし、実際に食べ歩いて選りすぐった10軒は常滑で過ごす時間をより充実したものにしてくれることでしょう。
大竹敏之
Profile
常滑市生まれ。やきもの散歩道は中学時代の通学路。名古屋の出版社に勤務した後、フリーライターに。雑誌、新聞、Webなどに名古屋情報を発信する。2010年に刊行した書籍『名古屋の喫茶店』(リベラル社)がご当地ロングセラーとなり、以降もコンスタントに名古屋の食や文化に関する書籍を出版する。著作に『間違いだらけの名古屋めし』(ベストセラーズ)、『名古屋の酒場』『名古屋の喫茶店完全版』(リベラル社)などがある。最新刊は『名古屋金シャチさんぽ』(風媒社)。Yahoo!ニュースに「大竹敏之のでら名古屋通信」を配信中。食べ歩きやはしご酒をテーマとした名古屋の町あるきツアーのガイドも務める。
目次
居酒屋 古窯庵
〆のそばは外せない。焼物の町の風情も楽しむそば居酒屋
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細挽きせいろ880円。細切りでのどごしがいいそばは飲んだ後の〆にぴったり。小盛の〆せいろもある
「そば粉は産地にこだわらずその時季に最もよいものを厳選して取り寄せています」と店長の藤井資士さん。古窯庵はお隣の半田市、やきもの散歩道にもあるそば屋で、より幅広いメニューを充実させた姉妹店がここ。看板商品はもちろん“そば”で、夜のお客も大半が注文するといいます。
端正な細挽きのせいろはそばの香りがふわりと鼻腔をくすぐり、のどごしもするするとなめらか。〆用の小盛や、他の姉妹店にはないつけそばを用意しているのも気が利いています。
一品料理は肉・魚・野菜をバランスよく使ってバラエティ豊か。魚介は白身、アジ、タコ、甲イカなどの地物を中心に毎日仕入れ、刺身、煮付け、塩焼き、天ぷら、唐揚げなど多彩な料理法で提供してくれます。ポリポリした食感が小気味よい揚げそばシーザーサラダ、こってりした味噌が常滑の地酒とよく合うそば味噌きゅうりなども、そば店由来のこの店らしい一品です。
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お造り盛り合わせ。写真は2人前2000円
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揚げそばシーザーサラダ730円はボリュームもたっぷり
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「様々な好みのお客さんに満足していただけるよう鶏・馬・魚介をバランスよく使ってメニューを組み立てています」と店長の藤井資士さん
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板の間でくつろぎやすい店内
店名は六古窯のひとつである常滑の伝統にあやかって。料理を盛る器はもちろん、入口のたたきに埋め込まれた飾りや両脇を固める狛犬、さらに看板の店名の文字にも常滑焼きが。うまいそば、料理と合わせて焼物の町らしい風情も楽しめます。
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入口周りには様々な常滑焼をあしらってある
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器は常滑焼が中心
大竹's 実食レポート
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〆せいろ(580円)
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つくね(280円)
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そば味噌きゅうり(430円)
店舗情報「居酒屋 古窯庵」
【TEL】0569-35-8350
【営業時間】11:30〜14:00/17:30~23:00
【定休日】月曜日 (祝日の場合は翌日)
【席数】48席(全席禁煙)
【駐車場】10台
【アクセス】名鉄「常滑」駅より徒歩10分
【オープン年】2009年
【決済方法】現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード
よなよな
夜な夜な通う毎に伝わるさりげないひと手間とセンス
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キンキの煮魚は800円~。炊き合わせをあしらい彩りも美しい
「キンキ、イシダイ、カツオ、キジハタ、タコなど知多の魚介の魅力を味わってほしい」という店主の佐伯高志さん。刺身・煮・焼・揚と、ひとつの素材に異なる調理を施すことで味わいも変化し、魅力が広がるのが面白いところ。中でも和食畑を歩んできた店主の仕事が活きるのが煮魚。煮汁の色は濃いめで一見辛そうに見えますが、優しくふくよかで、主役の魚の味わいを引き立てます。
品書きに並ぶ料理名はオーソドックスですが、どれも仕上げが丁寧。知多牛の赤身焼きの薬味には塩、わさび、ミョウガ、レモン、酢味噌を合わせて“味変”のバリエーションを多彩に。煮魚にはかぼちゃやミョウガなどの炊き合わせを添えて彩りを加えます。他にも飾り葉のあしらいなど、ちょっとしたひと手間が、運ばれてきたひと皿への期待感や満足度を少しずつ高めてくれるのです。
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知多牛の赤身焼1400円。ピンク色のレア感を残した焼き加減が絶妙
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日本酒は希少種を中心に取りそろえる
常滑焼の器は野性味と洗練さが両立して料理の背景としてなじみ、空間は古民家風でありつつも上品でくつろげる。料理、器づかい、店づくりとあらゆる面でセンスが光ります。
「夜な夜な来てもらえるお店にしたい」とは店主が店名に託した思い。さりげなく秘められた魅力に、また足を運びたいという気持ちが高まります。
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古民家風で板座敷から坪庭も望める店内
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店主の佐伯高志さんは常滑のお隣、知多市出身。25歳で独立しこの店を出店した
大竹's 実食レポート
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付き出し(300円)
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明太子のポテトサラダ(600円)
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愛知豚の味噌カツ(750円)
店舗情報「よなよな」
【TEL】0569-35-3347
【営業時間】17:00~24:00
【定休日】火曜日
【席数】40席(全席禁煙)
【駐車場】8台
【アクセス】名鉄「常滑」駅より徒歩3分
【オープン年】2013年
【決済方法】現金、クレジットカード、QRコード
食楽 たに川 本店
みずみずしい刺身に名物鍋 温故知新の正統派居酒屋
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名物もつ鍋。写真は2人前2200円。もつ、野菜盛り、スープ、ラーメン、雑炊、うどんの追加もできる
初訪問の際、まず注文したイサキの刺身のおいしさに驚きました。脂が乗って甘みが濃くてみずみずしい。店主の目利きが確かなことがこれだけで分かります。その後も、何を頼んでも鮮度もボリュームも都市部の5割増し!常連が引きも切らないのも当然です。
間違いのない品々が並ぶ中で「先代の頃からの名物です」と店主の梅原一さんが守り続けているのが“もつ鍋”。ぷりぷりのもつはコラーゲンをたっぷり含んで甘みがじゅわり。キャベツはしゃきしゃき、とんこつスープは優しくまろやか。1人前から注文できるのもお客さん思いでうれしくなります。
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どのネタもつややかな刺身の盛り合わせ。写真は2800円
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にがりから丁寧に仕込む自家製厚揚げ600円
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一枚板のカウンターが映える店内。2階には座敷席も
梅原さんは高校時代のバイトからここで働き始め、先代が急逝した13年前、30歳でのれんを引き継ぎました。「屋号は変えていいんだよ、といわれたのですが、そのままにしました。長いことお世話になったので、恩返しになるかな、と思って」。メニューは自分流に変えていったといいますが、もつ鍋は先代の味を踏襲。自分らしさを出しつつ守るべきところは守る。そんな姿勢が変わらず愛され続けているゆえんでしょう。
常連の多さも土地の空気を感じるには願ったり。なじみ客と店主らとの気の置けない会話も肴として楽しめます。
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「刺身がメインであることと名物のもつ鍋。このふたつは先代の時代から守っています」と店主の梅原一さん
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毎日替わる「本日のおすすめ」。力強い文字は梅原さんによるもの
大竹's 実食レポート
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イサキの刺身(880円)
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どて煮(680円)
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メヒカリの唐揚げ(680円)
店舗情報「食楽 たに川 本店」
【TEL】0569-35-4814
【営業時間】18:00~23:00(L.O.22:00)
【定休日】水曜日
【席数】44席(喫煙席あり)
【駐車場】10台
【アクセス】名鉄「常滑」駅より徒歩15分
【オープン年】1992年
【決済方法】現金のみ
久田屋
生け簀料理に和洋のコラボも随所にさりげない常滑らしさ
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豪快な本マグロの中落ちは数量限定。1430円
古民家風の構えにカウンターにはガラスの浮き玉が下がり、漁師小屋のようなムードも。焼き物の町として知られる常滑ですが、伊勢湾に面した漁業の町でもあることをあらためて思い出させてくれます。
「生け簀で泳ぐのは主に常滑の港で揚がったメバル、カサゴ、キジハタなど。鬼崎漁港の仲買からネタを仕入れています」と店長の澤田幸一さん。
魚介を柱としながらも、洋+和の創作料理や、野菜と肉を組み合わせた串焼きなども。カマンベールの味噌漬け焼きは、チーズの上に味噌を塗って香ばしさを出し、大葉と海苔をまいて食べるユニークな一品。常滑の地酒の骨太の味わいにもよく合います。アスパラ、トマト、ネギなどをバラ肉で巻いた野菜の肉巻き串は、タレのまろやかな甘みとコクでこれまた地酒の恰好のつまみになります。
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野菜の肉巻き串盛り合わせ5種入り1430円
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常滑産の海苔をまいて食べるカマンベールの味噌漬け焼き849円
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土蔵のような造りの中、壁に掲げられた文字アートが空間にスマートさを加えている
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小屋のような素朴な外観
日本酒は愛知、岐阜の地酒を軸に季節ごとに銘酒を取り寄せ、ビールは泡立ちがマイルドになる常滑焼のマグカップを用意するなど、常滑らしいアプローチでおいしい飲み方を提案してくれます。
田舎風に見えてそこはかとなく洗練されたバランスも巧み。地元の人は安心して日常遣いができ、旅の人は気づかぬうちに常滑らしさに浸れそうです。
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常滑・澤田酒造のからからは市内の居酒屋には必ずある定番
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オープン間もない頃から店に立つ店長の澤田幸一さん
大竹's 実食レポート
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漁師汁(319円)
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カマンベール味噌付け焼き(849円)
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刺身盛り合わせ(979円)
店舗情報「久田屋」
【住所】常滑市新開町3-115
【TEL】0569-34-2498
【営業時間】17:30〜24:00
【定休日】日曜日
【席数】50席(喫煙席あり)
【駐車場】12台
【アクセス】名鉄「常滑」駅より徒歩5分
【オープン年】2011年
【決済方法】現金、クレジットカード、QRコード
菊広
知多の豊かな海の幸を和洋織り交ぜくり出す
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刺身盛り合わせは一人前から注文できる。内容はその日の仕入れによって変わる。1人前1650円~
「常滑に本格的な和食を味わえる店を!と25歳の時に店を出しました」と40余年前の創業時をふり返る店主の増田廣幸さん。宴会にも対応できるお屋敷のような店のスケールは、若き日の店主の熱意の象徴です。
その思いの力強い味方になってくれたのが知多半島の海の幸でした。「メバル、カレイ、キジハタ、ワタリガニ、シャコ・・・。すぐ近くの鬼崎漁港に揚がるものはなじみの魚屋が買い付けてくれ、さらに自分で碧南市まで車を飛ばしてネタを仕入れています」と、新鮮かつバラエティに富んだ素材を、地の利とフットワークの軽さをフル活用して調達しています。
そんな魚介の魅力は、まずは何より刺身で。どれも活きがよくて弾力があり、天然の甘みや滋味を堪能できます。
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メバルの煮付けは1100~1980円
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店主の増田廣幸さんと妻の睦子さん
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蔵のような堂々たる店構え
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天井が高い蔵のような店内。掘りごたつ式のカウンターも
洋風メニューがあるのもユニーク。平目のムニエル、リゾット、カレー、パスタ・・・。クラフトビールも豊富で、和洋にとらわれずおいしいものを積極的に取り入れる柔軟さは、かしこまらずに使える店の大らかな雰囲気にも相通じます。
カウンターの上に貼り出された魚介のイラストは増田さんの作品。これまた達者でありながら親しみやすく、注文の参考にはもちろん、店主との会話のきっかけにも使えそうです。
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トマトソースたっぷりの平目のムニエル1430円
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店主画の魚介のイラストをは眺めているだけで楽しく食べてみたくなる
大竹's 実食レポート
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刺身盛り合わせ(1,815円)
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天然ふぐ唐揚げ(1,430円)
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カレースパゲティ(1,330円)
店舗情報「菊広」
【TEL】0569-42-2086
【営業時間】17:00~22:00(L.O21:00) ※昼は予約のみ
【定休日】木曜日
【席数】60席(全席禁煙)
【駐車場】15台
【アクセス】名鉄「蒲池」駅より徒歩2分
【オープン年】1984年
【決済方法】現金、クレジットカード
海鮮創作酒房 湾 ベイ
魚介も野菜もとれたて素材を活かす店主の思い
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夜の定番セット・おまかせ御膳はメインを「季節の焼き魚」はじめ4品から選べる。3350円(平日は3150円)
「家の目の前が豊浜の海で、ごはんのおかずは毎日魚でした」と店主の大岩広正さん。自身が食べて育った知多の魚をたくさんの人に味わってもらいたい。料理の道を志した時、そう考えたのは自然なことだったといいます。
メバル、カサゴ、舌平目、エイ、穴子、ワタリガニなど地魚の数々。中には漁師である父親が獲ったものもあるそう。名物の海鮮丼やおまかせ御膳もこれらを軸に盛り合わせられます。刺身のカサゴはギュッと噛み応えがあり、煮魚の舌平目はふわりと柔らか、メバルはころころと身離れがよくて食べやすい。素材の持ち味が活きています。
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海鮮丼は6種類ほどが豪快に盛られる一番の名物。2030円
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関東や関西で修行を積んだ店主の大岩広正さん
店の裏には畑があり、大岩さんがせっせと世話をして様々な野菜、果物を栽培。春は山菜、夏はトウモロコシやスイカ、秋は柿や栗など。目の前で採れたものがおいしい、という原体験が、自ら食材を収穫するやり方に結びついているのでしょう。
店舗は、大岩さんが24歳の時に設計図を書いてもらってつくったもの。和とアジア、西洋のテイストがミックスされ、それでいて高い天井と木の梁が印象的な店内は、合掌づくりにも通じてくつろぎ感があります。
市の中心部からは少々距離がありますが、わざわざ足を延ばす価値がある一軒です。
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三角屋根に土壁が個性的な外観は、県道沿いにあってひときわ目立つ
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テーブル、板座敷などが選べるゆったりとした店内。土壁に梁、木の調度品が並ぶ空間は和風にアジアっぽい味つけもあり独特
大竹's 実食レポート
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季節野菜と魚貝のかき揚げ(880円)
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刺身盛り合わせ(1,650円)
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からから 白老(1,000円)
店舗情報「海鮮創作酒房 湾 ベイ」
【TEL】0569-37-1170
【営業時間】11:00~14:00/17:00~21:00(L.O20:00)
【定休日】水曜日・第2火曜日
【席数】57席(全席禁煙)
【駐車場】24台
【アクセス】名鉄「上野間」駅より徒歩20分
【オープン年】2001年
【決済方法】現金、電子マネー、QRコード
とり伊
競艇場グルメ・どて丼の人気店が和気あいあいの町酒場に
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どて丼(並)700円。2012年から2022年までボートレースとこなめ内に出店し、全国ボートレース場B1グルメ2連覇を達成するなど名物グルメに。テイクアウトも可
名物はどて丼!もともとボートレースとこなめ場内で全国のボートファンに知られていた名物丼。競艇場改修で場内の店舗を2022年に閉店し、1年半後に復活を果たしました。
「ここは祖父の代からかしわ屋、仕出し屋だった場所で、どて丼をもう一度出すためにリニューアルしたんです」と店主の伊藤祐一さん。
新鮮な豚の小腸を2日間かけてゆで、八丁味噌はじめ5種をブレンドした味噌をじっくりしみ込ませます。モツは口の中でとけるほど柔らかく、味噌の濃厚なコクと甘みでごはんが進みます。「全国ボートレース場B級グルメ大賞2連覇」のふれこみはダテじゃありません!
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3代目の伊藤祐一さんと看板スタッフの彩さん
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昭和初期に現店主の祖父母がかしわ屋として創業し、2代目が仕出しと宴会の店に。長く食材、料理を扱ってきた歴史が土台となっている
丼だけでなく、壁には地魚を中心とした品書きがズラリ。「丼だけのつもりが、お客さんの声に押されて居酒屋にしたんです」と伊藤さん。夜になるとまるで何十年と愛されてきた酒場のごとく、和気あいあいとしたにぎわいに包まれます。聞けばどて丼を始めたのも、肉の卸をしている釣り仲間から新鮮なモツを分けてもらえることになったからだとか。店主の人のよさが、よき食材もよきお客も引き寄せるのでしょう。地元客が席を埋めながらも、一見でもすんなりとけ込める。町酒場としても理想的です。
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刺身の盛り合わせは豪快な尾頭付き。1人前1800円~(刺身盛り合わせは時価)
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地物の魚介の品書きがズラリと貼り出される
大竹's 実食レポート
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名物玉子焼き(250円)
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どて煮(500円)
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玉子かけごはん(480円)
店舗情報「とり伊」
【TEL】0569-42-0319
【営業時間】11:30~13:30/17:30~22:00
【定休日】月曜日
【席数】22席(全席禁煙)
【駐車場】7台
【アクセス】名鉄「大野町」駅より徒歩3分
【オープン年】昭和初期
【決済方法】現金のみ
Bistro sourire ビストロ スリール
雰囲気はカジュアル味は本格派のフレンチビストロ
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エゾ鹿のローストは3200円。一年を通しての看板メニュー
壁に架けられた鹿のはく製がインパクト抜群。店主の森田諭さんは何と狩猟免許を取得しているハンターシェフ(カッコよすぎる肩書き!)。当然、ジビエをはじめとする肉料理に何より力を入れています。
「食材への理解を深めたいと思い資格を取りました。獲物は主に知多半島の野鳥ですが、鹿や鴨は北海道産の良質のものを取り寄せています」と森田さん。
肉は火入れが決め手。「鹿は強火だと固くなってしまうのでじっくり丁寧に。鴨は皮の脂をしっかり落とし、表面はカリッ、中はしっとり。肉にストレスを与えないことが基本です」といいます。エゾ肉のローストは、レアとミディアムの中間のまさに絶妙な火の通り加減。柔らかさの中からうま味、甘み、香ばしさがにじみ出てきます。
野菜や果物は実家の畑などで採れた無農薬野菜を中心に使用。素材の力がある肉と野菜を組み合わせることでお互いのポテンシャルを引き出します。
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これを目当てに訪れるファンもいる牛のハチノスのトリッパ1200円
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オーナーシェフの森田諭さんは知多半島・武豊町出身。フランス、東京、名古屋で修行を積んで独立。夫婦で店を切り盛りする
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パテ、生ハム、カルパッチョなど肉、魚介、野菜をふんだんに使った前菜の盛り合わせ。2人前3200円でハーフにもできる
「フランス料理を気軽に楽しんでほしい」と雰囲気はあくまでカジュアル。コースでじっくり料理を堪能するカップルもいれば、お気に入りのおつまみとグラスワイン一杯でさっと引き上げる常連も。近所にあったら毎週通いたい・・・!と思わせてくれる一軒です。
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常滑焼を埋め込んだ壁もユニークな店内。常滑駅の改札の真ん前でアクセスは抜群
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野菜へのこだわりアピールする元気いっぱいの黒板アート
大竹's 実食レポート
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ちょい飲みセット(1,200円)
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エゾ肉のロースト(3,200円)
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自家製フォカッチャ(100円)
店舗情報「Bistro sourire ビストロ スリール」
【TEL】0569-84-6577
【営業時間】11:30~14:30/18:00~
【定休日】不定休
【席数】24席(全席禁煙)
【駐車場】16台
【アクセス】名鉄「常滑」駅より徒歩1分
【オープン年】2022年
【決済方法】現金、クレジットカード ※ランチは現金のみ
ENGLISH PUB
ビール愛あふれるマスターが極上の一杯をチョイス
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イギリスのクラフトビールを中心に扱う銘柄は常時入れ替わる。ハーフパイントから注文できるのでいろいろ飲み比べたい
ビールのメニューに目をやると聞いたことのない銘柄が並び詳細な解説文が。選び切れずに「お勧めは?」と尋ねると、「う~ん、そう言われるのが一番困っちゃうんですよね」と苦笑いするマスターの伊藤友一さん。「普段どんなビールを飲んでいて、今日はどんな味を楽しみたいのか?それを知った上でお客さんが好きになってくれる一杯をお勧めしたいんです」
英国産クラフトビールをはじめ扱う銘柄は年間約300種。国内ではほとんど流通していない希少種も少なくありません。伊藤さんは毎年海外を巡り、イギリスのブルワリーにも足を運ぶそう。生産者との信頼関係があるからこそのラインナップ。すべてがお勧めなのです。
それならば、と「イギリスらしさを感じられるものを」とリクエストすると、「ビターをベースにしつつ紅茶を思わす品を感じられます」という一杯をチョイス。なるほどほろ苦さの後に華やかな香りが広がります。
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バックパッカーとして世界中を旅する中でイギリスのパブ文化に魅了されたというマスターの伊藤友一さん
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ビールのメニューではブルワリーのスタンスや味の特徴などを詳しく紹介する
イギリスのパブの定番フィッシュ&チップス、石窯焼きのピザなどフードも充実。ビールをよりおいしくしてくれます。
ビール愛が強すぎるマスターは一見クセが強そう。でもビールを通してキャッチボールができれば、味の個性も人柄も奥深い魅力になっていくはずです。
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フィッシュ&チップス1408円。魚はタイ、フグ、平目などその時の地魚を使う
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牛ほほ肉のビール煮込み1848円。黒ビールで2日間煮込んでありほろほろと柔らかい
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焼物の工場兼倉庫だった物件をリノベーション。屋根裏風の空間にアンティークの調度品を配し不思議と落ち着く空間に
大竹's 実食レポート
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ケラーピルス(935円)
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ピッツァマルゲリータ(1,178円)
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自家製コンビーフ(808円)
店舗情報「ENGLISH PUB」
【TEL】0569-35-9981
【営業時間】16:00~24:00(L.O.23:30)
【定休日】日曜日
【席数】32席(全席禁煙)
【駐車場】6台
【アクセス】名鉄「常滑」駅より徒歩3分
【オープン年】2006年
【決済方法】現金、クレジットカード、QRコード
バー&ビストロ 共栄窯
しっかりディナーも〆の一杯も圧巻の産業遺産グルメスポット
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特撰肉3種盛り合わせ。2~3人前4490円。他にハンバーグやローストビーフなど肉料理は豊富
レンガに覆われたドームのような空間は、長年焼き込まれた釉薬の艶によって幻想的でありつつモノづくりの歴史の重みを漂わせます。もとは明治時代から昭和40年代まで稼働していた土管窯。常滑のモノづくりの要だった産業遺産の中で食事ができる。それだけで圧倒的な価値があります。
「洋風居酒屋的な幅広い料理をご用意しています。中でも特撰肉3種盛り合わせがお勧めです」と店長の竹内愛佳さん。柔らかく香ばしい知多牛、ほどよい歯ごたえから甘みが広がる知多豚、くさみがなくうまみをしっかり感じられる三河地鶏。ご当地の銘柄肉の三様の魅力をマスタードソース、オリジナルステーキソース、岩塩で食べ比べできる肉三昧の贅沢な一品です。
飲み歩きのしめくくりに立ち寄るのもお勧め。日本酒、ワイン、ウイスキー、カクテルなどのアルコールも、自家製ピクルスなど軽いおつまみも、選択肢が豊富。カウンターでグラスを傾けていると、艶やかな空間の魅力にいっそう浸れます。
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バーカウンターではバーテンダーが奏でるオリジナルカクテルが楽しめる
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濃厚チーズリゾットも名物メニューのひとつ。1290円
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明治・大正・昭和と100年にわたり火が炊かれていた土管窯をリノベーションしたバースペース
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黒い板塀の建物は常滑でよく見られる。陶芸体験ができる教室も隣接
飲んだ後はオリジナルのケーキを。バーでありながら季節のフルーツなどを使ったオリジナルのスイーツがあるとは、甘党でなくともうれしくなります。
常滑に来てここに寄らないなんてもったいなさすぎる!必須のバー&ビストロです。
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オリジナルのスイーツブランド・キルンの自家製ケーキが常時6~7種。写真のモンブランは600円
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「お客様に感動していただける特別な時間を体験していただきたい」と店長の竹内愛佳さん
大竹's 実食レポート
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白老梅(820円)
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自家製ピクルス(690円)
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日替わりケーキ(600円)
店舗情報「バー&ビストロ 共栄窯」
【TEL】0569-34-7786
【営業時間】11:00〜14:30(L.O.13:30)/17:00〜24:00(L.O.23:00)
【定休日】無休
【席数】87席(全席禁煙)
【駐車場】15台
【アクセス】名鉄「常滑」駅より徒歩5分
【オープン年】2014年
【決済方法】現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード
大竹's セレクト
とこなめのお土産
甘いもの、しょっぱいもの、辛いもの・・・。
常滑にはいろんな「うまいもの」がいっぱい
ジャンボかき氷でも人気の老舗和菓子店による遊び心あふれる一品。もともとINAXの工場見学者向けノベルティとして開発したものを市販化し話題沸騰!
あんこと○んこをひっかけたジョーク商品。見た目はアレですが味はノーマルです(笑)
【店舗名】大蔵餅
【住所】常滑市鯉江本町2-2-1
【TEL】0569-35-2676
“おこし=固い”のイメージをくつがえすユニークな棹菓子。柔らかいおこし生地に芯はこしあん。常滑ならではの朱泥の急須で淹れた濃い緑茶に合わせたい。
ほろっと崩れるほど柔らかいのにざくっとした食感が独特。あんが上品。
【店舗名】郷土銘菓 森田屋
【住所】常滑市鯉江本町2-11
【TEL】0569-35-4391
毎日気軽に食べられる洋菓子をと約50年前に3代目が開発。ふわふわのビスキュイ生地でバタークリームをサンド。チーズ、苺、ピーナッツ、季節限定があり。
食感はほわっと軽くクリームは濃厚。甘みの後にチーズの塩気が来て後味さっぱり。
【店舗名】カレット洋菓子店
【住所】常滑市矢田垣出口46-1
【TEL】0569-42-0720
たまご農家が手づくりする濃厚カステラ。地元愛知県を中心とした飼料米や天然の井戸水で育てた鶏の卵をふんだんに使い、黄身の深いコクや優しい味わいが詰まっている。
卵の風味がしっかりで生地はもっちり。ざらめのほろ苦さが味わいを引きしめます。
【店舗名】とれたてたまごの店 ココテラス
【住所】常滑市大谷字芦狭間249-1
【TEL】0569-37-0072
長細い団子で、窯の火の番をする職人に重宝されたと伝わる。知多の他の地域ではふところ餅と呼ぶ。餅粉ではなく米粉を使い、粘りも甘みも控えめ。
幼い頃よく食べました。柔らかくも弾力があり少しざらりとした食感に素朴さを感じます。
【店舗名】にざまつ散歩道店
【住所】常滑市原松町5-67
【TEL】0569-35-2644
木曽三川のミネラルを含んだ真水と伊勢湾の海水が混じり合う鬼崎の海は県内屈指の海苔産地。味付のりはおやつにもお酒やごはんのお伴にもなる看板商品。
口に入れた瞬間は甘みが印象的。噛むとじわっとうまみと潮の香りが広がります。
【店舗名】鬼崎漁業協同組合
【住所】常滑市蒲池町3-97
【TEL】0569-42-0241
吉野屋は伊勢湾を望む地で昭和元年に創業。昔ながらの手焼きを守り続けているえびせんべい専門店。えびおどりは海老一匹を生地に焼き上げた豪華な一枚。
パリパリ軽やかで塩気とほの甘さのバランスもよく、ビールのお伴にすると止まらない!
【店舗名】吉野屋
【住所】常滑市西之口7-88
【TEL】0569-42-0301
常滑の地酒といえばここ!の澤田酒造。知多半島の湧き水と昔ながらの道具や手仕事で仕込む酒は、ふくよかで米のうまみが広がり、風土を感じるまさに地酒。
米の風味を活かした芳醇な味わい。あか抜けすぎないところに常滑の蔵らしさを感じます。
【店舗名】澤田酒造
【住所】常滑市古場町4-10
【TEL】0569-35-4003
グルメブックダウンロード
常滑おとなのグルメ
常滑は焼き物の町として有名ですが、実はグルメの宝庫でもあります。常滑ゆかりのライター「大竹敏之氏」が手がけたこのグルメブックは、まさに「おとなのための常滑グルメ」を凝縮した一冊。
地元の食材を活かした料理、風情ある街並みに佇む隠れ家的なお店、そして常滑焼の器でいただく格別のひととき...。
グルメブックを片手に、あなただけの特別な常滑の旅をお楽しみください。




