金鈴山(きんれいざん)曹源寺(そうげんじ)は、1500年頃の創建という記録が残されています。本尊は阿弥陀(あみだ)如来(にょらい)。
明治初期までは隣接する八幡(はちまん)社(しゃ)を所管していたため、地域の方々から「宮寺(みやでら)」とも呼ばれ、親しまれていました(八幡社の棟札に「康正三(1457)年三月一二日願主 曹源寺持比血澄慶」と記されていることなどから、これ以前に開創されていた可能性もあります)。
境内には祭礼の山車を収める鞘(さや)蔵(ぐら)があり、大谷奥條地区の「東櫻車(とうおうしゃ)」が収められています。
当寺には三体の弘法大師像が祀られています。
そのうち中央の大師像は、宝剣を持ち密林の深い山々や湖沼に住む大蛇悪鬼を護摩妙供の秘力で退散させた、大師38歳の頃の御姿を表したものと伝わっており、霊験あらたかな「一切(いっさい)厄除(やくよけ)大師(だいし)」として多くの参拝者が訪れています。
また当寺は、「くるま奉納」でも知られています。大正12年、病気平癒を願って木製のくるまを二頭の犬に引かせ諸国を巡拝していた男性が、夢のお告げにより当山を参拝したところ、不自由な身体が快癒したため、そのくるまを奉納したと伝えられています。今もそのくるまは、弘法堂に残されています。
山門入って左側の別堂には、不動明王と金毘羅大権現が祀られており、大漁や商売繁盛などを祈願し御祈祷が行われます。
また、手前の庚申(こうしん)堂には、庚申さま、学問の神である天神さま、役行者(えんのぎょうじゃ)さまが祀られており、ほほえみ童子は禅語「和顔愛語(わげんあいご)」を体現するスマイルで参拝者の人気者となっています。
さらに、6月~7月に咲く蓮の花を始め、季節の移ろいとともに美しく咲き誇る花々が、皆様のお参りをお待ちしています。
基本情報
名称 |
金鈴山 厄除大師曹源寺 (きんれいざん そうげんじ) |
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所在地 | 常滑市大谷字奥条155 |
お問い合わせ | TEL:0569-37-0173 FAX:0569-37-0173 |
関連サイト |
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